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史上最高のMFジダン
もし、これまでのサッカーの歴史で最高のMFを一人選べと言われたらこの人の名を挙げる人が多いと思います。
その人の名は、ジネディーヌ・ジダン。
↑ジダンのTop30ゴール動画
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ジダンの凄さ
動画を見れば分るように、トラップのアイデアと正確性、ドリブルのキレ、シュートのアイデアと正確性とパワー、ダイレクトボレーの技術。それら全てが他を寄せ付けない圧倒的なレベルにあった。
それだけではない。何より凄いのは、懐の深いボールキープ力。
身体の使い方、ボールの動かし方が抜群に上手いので、まずボールを失うことがない。
ボールをキープして相手DFを引き付けながら、ある時は味方選手が上がる時間を作り、またある時はフリーになったFWに決定的なパスを通す。
つまり、ジダンはゴールを決める才能があるだけではなく、周りの選手を生かす天才でもあった。
ペレがジダンについてこんな風に語ったことがあるという。
「もしジダンのような選手がサポートについてくれていたら2倍のスコアを叩き出したかもしれない」
おそらく冗談交じりに言った言葉であろうが、確かにジダンとペレが一緒にプレーしたら相手は守っているのがバカらしくなるかもしれない。
ジダンの頭
サッカーに必要なステータスはほぼ振り切っていましたが、頭頂部の毛髪は若い頃から抜けきっていました。
あと、現役生涯通してヘディングシュートは多くはなかったようですが、頭突きは結構ありました。
印象的だったのは、1998年自国開催のフランスワールドカップの決勝戦、ブラジル戦で珍しく頭で2ゴールを決めたこと。
それと、2006年ドイツワールドカップ、大会後の引退を表明していたジダンの大活躍で勝ち進み、迎えたイタリアとの決勝戦。同点のまま延長戦に入る死闘の最中、ジダンがいきなりイタリアのマテラッティに頭突きをかましたこと(結局同点のままPKでイタリアが優勝)。
ボールも何も関係ないところで突然の頭突きだったので、当然ジダンは一発レッドをもらい、表彰式の為にピッチ脇に用意してあった黄金のワールドカップの横を素通りしてロッカールームに消えていったのが印象的だった。
事の真相は明らかにされていないが、マテラッティがジダンに対し人種差別的な発言をし、それに激高したジダンがマテラッティに一撃食らわしたということらしい。
現役最後の試合、最後のワールドカップ、最後のタイトル、その全てを放り出してまでやってしまうというのが、なんともぶっ飛んでいてジダンらしいと言えばジダンらしい。
数々の伝説のゴールを決め、数々のタイトルを手にし、最後は頭突きでピッチに別れを告げるという破天荒っぷり。
やっぱり史上最高のMFは間違いなくこの人、
ジネディーヌ・ジダンです。