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U-17終戦
全勝でグループリーグを突破して決勝トーナメントへ進んだU-17代表でしたが、トーナメント1回戦でスウェーデンに負けていきなり終わっちゃいました。
前半のうちに、もはやA代表からU-17までお約束となっている攻めて攻めてカウンターを食らうというお決まりの形から2失点。後半に1点を返すも同点ゴールは奪えず2ー1で試合終了。
なぜ杉本をスタートから使わなかったのか不思議です。あくまで勝負よりも育成の場と考えているのか、それともトーナメントを勝ち抜くことを計算していたのか、杉本のコンディションの問題なのか知りませんが、スウェーデン戦のスタメンはこのチームの最強メンバーではなかったと思います。有望な若手選手たちに1試合でも多く世界レベルを体感してほしかっただけに残念。
1失点目の原因
1失点目は完全にGKティモシーのミスだったと思います。
カウンターの基点となったロングパスがここから出されました。
そしてこの逆サイド裏へのロングパスを受けた選手のファーストタッチがここ↓
TV画面には映っていませんでしたが、もしGKが適切なポジショニングをしていて的確な判断をしていれば間違いなく相手FWよりも先にボールに触れたはずです。想定飛距離50m級のロングパスが空中を飛んでいる間、ティモシーは何をしてたんだ。
DFラインを高く上げるチームにとって、DFライン裏の広大なエリアを守るGKの守備範囲というのは非常に重要です。GKは、もし超ロングシュートを打たれても防げるぎりぎりのところまで高い位置を取って、DFライン裏へのスルーパスに相手FWよりも早く反応するぐらいのつもりで常に緊張感を持っておかなければならない。そして、パスが出されたら相手FWよりも先にボールを触れるか触れないか瞬時に見極めて、ボールを奪う為に飛び出すのか、ゴールを守る為に戻るのか的確な判断をしなければならない。
ティモシーはその辺ちょっと甘かったんじゃないかな?
2失点目の原因
2失点目も、ティモシー・・。
ティモシー言いたいだけやろ!と突っ込まれそうですが、そういうわけじゃないです。
カウンターから、スピードで日本の右サイドを一人でぶっちぎられて、あまり角度のない場所からそのままズドン。
GKのほぼ真正面に飛んだシュートをティモシーがポロリ。そのこぼれたボールにもう一人のFWが素早く詰めてゴール。
なかなかいいシュートでしたが、それほど至近距離でもなかったのでキャッチしてほしかった。キャッチが無理と判断したならセーフティに弾くべき。GKのキャッチミスは即失点につながるので、判断力、キャッチング力をもっと鍛えないといけない。頑張れティモシー!
解説の藤田さんが「無回転の非常に強いシュートでしたね。」とフォローしている声にかぶせて、思いっきり横回転しているボールがスローで写っっていたのにはちょっと笑いました。w
反撃も1点止まり
後半は完全に引いて守るスウェーデンを日本が押し込む展開。
4-5-1で中央をがっちり固めるスウェーデンの守備ブロックはそう簡単には攻め崩せません。が、後半11分、見事その固められた中央に穴を開けます。
杉本にマークが2人引き付けらることによってできたDFラインのわずかな隙間を、三好が完璧なスルーパスで切り裂きました。そのスルーパスを小川がダイレクトで折り返し、戻りながら対応したDFが蹴りだそうとするもオウンゴール。
その後も、強固な守備ブロックをこじ開けて何度かシュートまで持ち込むものの、同点ゴールは奪えず終戦となった。
ティモシーの集中力、判断力、キャッチング力がもう少し・・、なんてことは言うまい。たらればを言い出したらキリがないですし、それも含めてこのチームの強さ、結果ですからね。
貫いた日本のサッカー
平均身長171cm(190cm近いティモシーは含まれてないのか?)というチビッ子軍団が、組織力で世界の強豪を相手に自分たちのやり方を貫いて戦い抜いたことはお見事でした。
ただし、(聞きあきたと思いますが)ボールポゼッションをいくら高めても、引いた相手を攻め崩せずカウンターで失点しているようでは、結果的にはボールを持たされているだけです。
日本にはボール持たせて攻めさせればいいんだよ。なんて言われないように、もっとチームとして効果的にボールを持てるように、個人個人が止める蹴る技術、オフザボールの動きの質と量を高めていってもらいたいと思います。
明日の日本サッカーを背負う有望な若者たち、お疲れ様。まだまだ君たちはスタート地点にも立っていない!これからも頑張れ!
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