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ミラン、最高の立ち上がり
ミランに移籍した本田のデビュー戦、アウェイのサッスオーロ戦について。
本田はベンチスタート。
ミランは立ち上がりからカカ、バロテッリらを中心にサッスオーロゴールに襲いかかり、前半9分にロビーニョ、13分にバロテッリが決め、あっさりと2ゴールを奪う。
相手は最下位のサッスオーロということもあり、大量得点も予感させる最高の立ち上がりとなった。
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ベラルディが半端なかった
しかししかし、2点のリードに少し気がゆるんだミランに、サッスオーロの若きエース、ベラルディが牙をむく。
なんとベラルディはここから後半2分までに1人で4ゴールを奪います。
彼、とんでもないです。
彼は、とんでもない抜け目のなさを持っています。その抜け目のなさはインザーギ級です。
テクニックはもちろんインザーギ超えてます(インザーギごめん)。
嫌なところにスッと入って、嫌なボールの持ち方をして、えっ?というタイミングでシュートを打ってきます。これは持って生まれた天賦の才能です。まだ19歳です。
ゴールゲッターとして素晴らしい才能を秘めています。
特に驚いたのが2点目のゴール。
本田もびっくりして目剥いてました。
強引に放ったシュートが相手DFの足に当たって上に跳ねてしまうのですが、そのボールの処理がえげつなかった。
彼は態勢を崩しながらも、目の前に浮いたボールに強烈なスピンがかかっていたのを見逃していませんでした。
ベラルディはこの時、完全にゴールに背を向けていて、しかも、DFが2人後ろからブロックしています。GKからしたら全くシュートコースのない状態です。
しかし、スピンのかかったボールがイレギュラーに跳ねた瞬間に左足を振りぬきました。
勝手にボールが横に跳ねただけなので、ベラルディは全くボールに触れずに一瞬でシュートコースを作ったわけです。そりゃ、DFもGKも予測不能です。
そういう微妙であざとい一瞬の駆け引きを制する抜け目のなさを彼は持っています。
19歳ということで、まだまだこれからですが、きっと今後イタリア代表を背負うエースストライカーに成長すると思います。
ベラルディ、要チェックや!!
本田、ミランデビュー
2点のリードが、いつの間にやら2点のビハインドになるという激しい試合に、ミランベンチは大きく動いて勝負をかけます。
後半10分、モントリーボとパッツィーニを投入。そして後半21分、いよいよ本田がセリエの舞台にミランの10番を背負ってデビューしました。
すごいもので、本田が入った途端に試合の流れが変わりました。
決して本田は個人技でゴリゴリ行くのではありません。
スペースでボールを受けて、相手選手を食いつかせておいてできたスペースへボールを展開。中盤で確実にこれができるだけでボールの流れは一気に変わるものです。
我らが本田△は、セリエの舞台でもボールを簡単に失うことはありません。
そして、後半38分、本田最大の見せ場がやってきました。
モントリーボが相手選手をひきつけておいてフリーになった本田に横パス。
得意の左足ダイレクトでズドン!
惜しかったねぇ。
もうちょっと曲がりが浅かったらポスト叩いて入ってたね。
惜しくも劇的デビューゴールならず。
その本田のギリギリシュートに、より勢いを増したミラン。
後半41分にモントリーボがミドルレンジから1点差に迫るゴールを突き刺します。ナイスゴールでした。
ロスタイム5分も含め、最後の最後までミランが攻め立てますが、サッスオーロに逃げ切られ4-3のまま試合終了。
本田のデビュー戦は残念ながら黒星。
しかも、アッレグリ監督が解任されるという非常事態に。。
アッレグリ解任
アッレグリは2010-11シーズンからミランの監督に就任。1年目で優勝するものの、相次ぐ主力選手の離脱が響いてミランの順位は下降線を辿り、今シーズンは真ん中辺りをうろうろしながら、ついに最下位のサッスオーロに負けたこの試合で、
「アッレグリ、アウトー。」
となってしまいました。
暫定的にコーチが指揮を執るそうですが、次の監督さんにはぜひともロビーニョより本田を好むタイプの監督さんに来てほしいな。
10番背負って入ったのに、監督変わって干されるとかマジやめてください。
がんばれ!本田!