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本田の移籍が決定!
サッカー・イタリア1部リーグ、ACミランの公式サイトは11日、ガリアーニ副会長のコメントとして、日本代表のMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が来年1月3日に加入すると発表した。背番号は10になるという。
公式サイトなどによると、ガリアーニ氏は「やっと話せる。本田圭佑は1月3日からミランの選手だ。すでに契約を結んだ」と述べた。イタリア語・英語版のサイトでは、背番号10のユニホームが、本田用として販売され始めた。
試合出場は、最速で1月6日のアタランタ戦の可能性がある。本田のミラン移籍は今夏から取りざたされてきた。
狼少年と化しつつある本田の移籍話ですが、いよいよマジ情報みたいです。虚構新聞でもないし!
しかも背番号10番!
ミランの10番が日本人て、イタリアサッカーの下降線と日本サッカーの上昇線が見事にゴールデンクロスした感じ。w
まあ、日本人としては純粋に嬉しいことです。ミランでもうワンランク上の選手になってW杯を迎えてほしいですね。怪我だけはせぬように。。
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本田圭佑の凄さ
本田の最も秀でている部分と言えば、左足のテクニック・・ではなく、メンタルパワーだと思います。
彼が中学生の頃、ガンバのジュニアユースに所属していたのは有名な話です。同学年には家長がいました。西野監督に才能だけならメッシ以上だと言わしめた家長はガンバユースに進みましたが、本田はユースに上がることができなかったそうです。
言うなればお払い箱です。
今思えば、ガンバのスカウトの目は節穴かと言いたくなりますが、ガンバユースと言えば宮本や稲本など日本代表選手を輩出する優秀な下部組織でした。スカウトもそれなりの選手を見る目を持っていたはずです。そのスカウトが、本田は少なくとも家長よりも下だと判断する程度の技量だったと言うことでしょう。
ある意味、プロへの近道を絶たれたわけです。
普通は相当へこむと思います。ユースにも上がれないとなると、ああ、俺はプロにはなれないのか・・。と思って腐る選手もいると思います。しかし、ガンバユースへの道を絶たれた本田は星陵高校のサッカー部に入部し、大活躍し、全国にその名を轟かせ、後に名古屋グランパスへ入団。さらにはオランダ、ロシアでの活躍を経て、ついにミランに辿り着いたわけです。
日々の努力を支えるとんでもないメンタルパワーがあるからこそ、プロのトップチームどころかユースにも上がれなかった選手が、ここまで成長できたんだと思います。(もしかしたらただ単にガンバのスカウトの目が節穴だったと言うこともありえる。というか結果的には節穴確定。)
最近、僕がすごいなと思ったのは、日本代表がセルビアとベラルーシというW杯に出場できない2チームに連敗して、日本中が「W杯オワタ・・」っていう絶望感と、監督変えろよ!という怒りに満ちていた最悪の状態で、世界トップクラスのオランダ、ベルギーとの2連戦を控え、セルジオ越後が俺の出番が来たと言わんばかりにしゃしゃり出ていた頃、彼はインタビューで言ってのけたそうです。
「俺を信じろ! 本当に、信じてほしい。信じてくれたら、後悔はさせない」
これはなかなか言えないですよ。
オランダ、ベルギーとやる前ですよ。
あの批判うずまく空気の中で、さらにもう2連敗追加されるのが濃厚な時に「俺を信じろ!」って言ってのける彼のメンタルパワーに僕は驚いた。そしてさらに驚いたのは、実際、あの世界のトップレベル相手との2連戦で見事なサッカーを見せ1勝1分けという結果を残したこと。
もちろん彼一人の活躍ではなくチーム全体の力ですが、もし彼のメンタルパワーが無ければ、あの欧州4連戦でザックジャパンはボロボロになっていたかも知れない。周りの批判に耐え切れず圧死していたかも知れない。
カメラの前に出たくもないようなあのプレッシャーの中、
「俺を信じろ! 本当に、信じてほしい。信じてくれたら、後悔はさせない」
と言い切る本田の存在があったからこそ、オランダ、ベルギーという強豪相手にも物怖じせず、チームは前を向いて進むことができたんじゃないかなと思う。
ミランで輝け!
今シーズン、ミランは現時点でトップのユベントスとの勝ち点差が22の9位と、かなり出遅れています。
ミラニスタにとって救世主となれるように新天地で頑張ってほしいと思います。
それにしても、ミラノダービーで長友と本田がやりあうってすごい。w